急性腰痛の中でもギックリ腰について話をすすめていました。急に腰が痛くなるとギックリ腰というイメージは世間に知れ渡っていると思い沢山の人が知りたい情報だろうと思い先に紹介しました。しかし、急性腰痛の原因になる腰痛はギックリ腰だけではありません。そこでその他の原因になるものも知識として頭に入れておきましょう。
原因のはっきりと分かるものから分からないものまで色々とありますが、急性腰痛を整理しながら進めていきます。
簡単にですが急性腰痛の定義を確認しておきましょう。腰に強い痛みが発生して4週以内のもの指します。
急に腰が痛くなるので本人はかなりびっくりすのと不安に駆られることが多いです。その中でも前回まで紹介介していたギックリ腰のことが多いですが、原因のわかるものでは腰椎椎間板ヘルニア・脊椎分離症・すべり症・腰部脊柱管狭窄症・圧迫骨折・ガンなどによる病的骨折・感染症などによっても急性腰痛を引き起こす可能性はあります。
重大な疾患が隠れていることもあり、急性腰痛はこれを除外する必要があります。
以下の項目にあてはまるものが場合は注意しましょう。
□発熱
□胸部通
□体重減少
□栄養不良
□構築性脊柱変形(本人が意識しても真っすぐになれない)
□広範囲による神経症状
□20歳以下または55歳以上
□時間や活動性に関係のない腰痛
□ガン・ステロイド治療・エイズ感染の病歴
上記の内容がいくつか当てはまったり、特別症状が強かったりする時はMRIなどの検査も必要になることが多くなります。
急性腰痛は当たり前ですが腰が痛くなったから整形外科にいけばいいという訳ではなく、内科や泌尿器科などのほうが疾患に当てはまることがあります。
整骨院や治療院などで急性腰痛を診てもらおうとしたら、検査をしっかりと行い紹介が必要な時は適切な診療科に送り慣れている所をおすすめします。
重大な疾患が隠れていることは少ないですが、油断は禁物なのでしっかりと除外してもらいましょう。