膝の外側が痛い

前回はランニング・マラソンで起きやすいケガやケガの起きかたについて紹介しました。今回はいくつかに絞って話を進めていきます。

□ランナー膝 この呼び方は通称名になり、正式には腸脛靭帯炎と呼びます。膝の外側に痛みが出ます。初期の段階では走り終えた後、歩行などで膝を曲げた時に痛みが出るが時間と共に痛みは治まります。これがひどい状態になるとじっとしていても痛みが治まらなくなってきます。

原因として考えられことはいくつかあります。

□オーバーユース(使い過ぎ) 練習量が多すぎることで膝の外側にある筋肉や腱が繰り返しの動作によってダメージを負ってしまいます。練習量は体力差や技術差によって大きく変わってくるのでそれぞれのレベルに合わせる必要があります。

□ランニングフォーム 技術の部分に入りますが身体の構造からあまりにも逸脱した動かし方になってしまうと筋肉や腱に必要以上に負荷がかかってしまい痛めるきっかけになってしまいます。

□環境面 走る場所がアスファルトなど地面が固いと足に負担がかかります。現実的に環境を変えることは不可能に近いのでシューズをクッション性の高いものに変えたり、体をサポートするギアを活用することも視野に入れましょう。

まずはランナー膝にならないように原因に対策をしていきましょう。その日の身体の調子や天候などの環境により、常にベストな状態できるわけではないので、上手くいかずに痛くなってしまうこともあるかもしれません。

痛めた時の対応は

□アイシング 痛みを軽減する目的で初期段階でアイシングを行うことは悪くないと思います。しかし、同時に血流を一時的ですが悪くするのでやりすぎには注意しましょう。

□ランニング中止 筋肉・腱が回復する時間をもうけます。痛みが出たら早い段階で休息をさせましょう。

□ストレッチ ランニングの前後でのストレッチを見直しましょう。筋肉・腱に程よい柔軟性を持たせます。そのためにランニング前は動的ストレッチ・後は静的ストレッチを行い良い状態キープできるように心掛けましょう。

 

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