前回はマラソンをすると膝にいい影響がありますといった内容を紹介しました。それと同時にマラソンでのケガは膝が一番多いということも紹介しました。そして、真逆のことが起きる要素の解説をしています。
今回は膝で何が起きているのか。
膝の疾患で多いのは変形性膝関節症になります。この部分にフォーカスしていきます。
なぜ、マラソンが効果的であるとされる理由
□ランニングする人が軽めの運動をする人よりも変形性膝関節症なる確率や人工関節にする手術の割合が少なく、ランナーはBMIの低いとされている。
□膝の軟骨組織は体の他の組織と同じで使っていないと使えなくなってしまうと分かってきている。ランニング後に休息を取ることで軟骨組織も回復する。そして、衝撃にも適応してくるらしい。
膝が痛い時や既に変形性膝関節症・慢性的に膝に痛みを抱えている時はどうなるのと疑問に感じることは自然な流れになりますが、この事も研究はされていて結果は4ヶ月の計測では適度な運動を続け膝の軟骨組織の状態は改善されたとなっています。
やみくもに体を動かせばいい訳ではないが、適度な刺激を入れることで膝にいい影響を出せそうだと言えます。その為には膝だけに注視していてはいけません。
マラソンで長い距離を走るとなれば膝の曲げ伸ばしの回数が多くなることは分かると思います。この時に体の動かし方が極端に非効率なものであれば長い距離を走り切る可能性は減ります。逆に体を効率よく動かしていれば体の負担を最小限に出来るので同じ体力なら長い距離を走ることが可能になります。
ここがポイントになるのだろうと予測しています。
マラソンで痛み無く長い期間続けられる人は意識的・無意識的のどちらに属するのかは別としても効率よく体を動かせているので膝に無駄な負担をかけずに済む。しかし、日常生活や負荷が軽すぎる運動では体が効率的に動かせているのか判別がつきにくいのでそうでない時は痛くなってしまうのだろう。
体を効率よくしていきたいと思ったら専門家にアドバイスをもらう事をおすすめします。