前回は眼瞼ミオキミアについて紹介をしました。その中で眼精疲労を原因のひとつに挙げられますと出てきましたが眼精疲労って言葉は知っているが説明してと聞かれたら言葉に詰まってしまう。疲れ目と同じでしょと思っている人もいるかもしれません。
眼精疲労と目の疲れの大きな違いは休息や睡眠を取っても目や全身疲労などの症状が変わらない時は眼精疲労に分類されます。症状が回復していくと目の疲れになります。
眼精疲労と目の疲れはライフスタイルに影響されることも近年では多くなっています。しかし、目の病気やその他の病気によるものもあります。
ライフスタイルを考えるとパソコン・スマートフォンを仕事やプライベートで使用しない日は無いと思います。それどころか長時間の使用が当たり前というか必要不可欠な状態になっている人が大多数ではないでしょうか。これをきっかけに調子を崩してしまう症状をVTD症候群(Visual Display Terminals)と呼びます。
この症状は目や筋骨格系・精神状態に関与してきます。
眼精疲労はこの中のひとつになります。大多数の人の主な原因に挙げられるVTD症候群の予防方法は雁瀬疲労に直接つながってくる事も多いのでVTD症候群の予防方法を行ってみましょう。
VTD症候群の予防
厚生労働省がガイドラインを出しています。
主な防止策として
連続した作業時間が60分を超えないようにして、作業と作業の間は10〜15分で作業休止時間を1〜2分の休憩を挟むことを推奨しています。ディスプレイの高さや距離を目線がやや下になるようにすると開瞼幅が狭くなりドライアイの抑制につながります。また部屋の乾燥を防ぐ為に加湿器を利用し、エアコンの吹き出しから風が直接かからないようにしましょう。このように環境を整える事も有効な手段のひとつになります。
また、目の周りをマッサージしたり、目薬を使用したりセルフケアも欠かさず行います。
それでも調子が良くならない変化がない時はドクターに相談してみましょう。