ストレスと痛み

仕事や人間関係などで「ストレスがたまった」「ストレスがたまる」と言ったことはありますか。たとえ言ったことがなくても聞いたことはあると思います。

現在、ストレスという言葉は日常でよく使われています。ここでいうストレスは心理社会的なストレスを指します。ほかには物理的ストレス・化学的ストレスがあります。

ストレスはもともと物理用語で「物体の歪み」を意味します。

たとえば、ゴムボールを指で押します。そうするとゴムボールつぶれて歪みます。この歪んだ状態をストレスといいます。

この概念を医療の分野に取り入れた人がいます。

そして、動物にさまざまな刺激を与えると生体に変化があらわれます。刺激をストレッサー、引き起こされる反応をストレスと定義したものが定着しています。

体に起きる痛みや調子の悪さなどは物理的・化学的・社会心理的のどれがきっかけになるのかはわかりません。

起きた症状などから色々なケースを想定して関与の割合が高いことがらに介入していくことで症状の回復や改善を目指すことになります。

ここまでの内容だとストレスは悪い影響を与えるものになってしまいますが、外部からの刺激を受けた結果の反応なので楽しい・うれしいなどポジティブに感じる刺激もストレスになります。

生命活動をしている限りストレスから逃れることはできません。それならばポジティブになる刺激とネガティブになる刺激でしたらポジティブな刺激のほうがいいなと思いませんか。

実際はストレッサー自体に良し悪しはないので受け止め方により、ポジティブにもネガティブにも変化してしまいますが、前向きな発言をクセにしていくといいと思います。

たとえばたくさん歩いて足が痛くなってしまったとします。

□足が痛くなるまで歩く体力がある

□歩いたから足が痛くなった

両方とも足が痛いと事実に変わりはありませんが、捉え方は真逆になります。どちらの方がポジティブに考えているかというと前者だと思いませんか。

このような考え方が痛みを軽くしたり早く改善させることに役立ちます。

 

 

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