家の中を掃除している時や移動している時にイスやテーブルに太ももや足などぶつけて痛い思いをしたことがある人沢山いると思います。
このような時、ぶつけた直後だけ痛い場合やしばらく痛みが残る場合もありますが、状態はほぼ打撲で間違いないでしょう。
打撲は腕や太ももで起きやすいのですが体のどの場所でもぶつけたり・ぶつかったりするので場合によっては生命に影響を及ぼすこともあり得ます。
部位ごとの特徴を紹介していきます。
□頭の打撲 転倒で起きることが多いと思います。転倒を例にすると頭をぶつけた後は意識障害ないか確認をしましょう。あるようなら救急車を呼びましょう。仮に問題を感じなくても頭をうちつけた時は脳神経外科などで確認をしましょう。また、頭の打撲は症状が約1ヶ月後くらいにでてくる事もあります。
□首の打撲 日常生活ではなかなか経験しないと思いますが、生命維持に大切なものが集まっているので呼吸に問題はないか・手足は動くかを確認しましょう。
□胸の打撲 胸をぶつけた時は肋骨骨折が起きていないか確認しましょう。
□腕・足の打撲 この部分も骨折が起きていないか確認しましょう。
打撲の対応方法は部位に関わらず基本的に同じになります。
打撲とは何かしらの外力により身体の一部が傷つきます。皮膚や軟部組織が損傷し出血や炎症がおこり痛みをかんじます。また、内出血で青紫色であることが多いです。この状態から痛みを極力抑えながら回復させていくために最初にアイシングをすることをおすすめします。その後シップなどを利用することいいと思います。
もちろん状態を確認しながらになりますが、テープで皮膚を持ち上げたりすると早い改善が見込めることが多いです。
軽い打撲の時は皮膚の色が変わっていてあとから気がつくこともあると思います。重度の打撲でなければ放っておいても数日で回復していくので受傷後に慌てる必要はありませんが、稀に放っておいてはいけない打撲もあるので専門家に確認してもらうようにしましょう。