足首を捻ってしまうと痛みで足をひきずって歩くようになったりと痛みが無くなるまではしばらく不便になります。腫れたり、内出血があることも多いので不安になる人も多いのではないでしょうか。
足首の捻挫を例にしながら捻挫について知識を深めていきましょう。
捻挫の定義は「関節を構成する軟部組織の挫滅であり、脱臼まで至らないすべての状態をいう」となっています。
捻挫が起きる場面として日常生活やスポーツをしている時になります。特にスポーツをしている時が遭遇しやすいです。足首・膝・肩・手指に多くみられます。
捻挫の起き方を分けると「接触によっておきる直達外力によるもの」「非接触によって起きるもの」どちらも不可抗力でおきてしまうことありますが、非接触によるものは訓練で予防につながると考えられます。
一例として、ジャンプの着地で足首を捻ってしまうことが多い人は着地動作をゆっくりとした動きで繰り返し動作訓練を行うことで改善が見込めると考えられています。
捻挫をしてしまった時の対応の仕方は切り傷などの有無を確認します。切り傷がある時、まずは傷口をきれいにして消毒をしましょう。
ここからはRICE処置やPRICE処置を行います。違いはPの部分が加わった点のみです
□P(protection)保護
□R(rest)安静
□I(ice)冷却
□C(compression)圧迫
□E(elevation)挙上
言葉のとおりなのですが、Pの部分の保護は移動する時悪化をさせないようにすることをさします。もし、骨折があった時など雑に扱うと余計ひどい状態になってしまうからです。
足関節捻挫は多くは内側に捻ってしまう内反・まれに外側に捻ってしまう外反があります。
痛みが無くなるまでの目安の期間は2〜3週間くらいが多く、ひどい状態だと1〜2ヶ月くらいかかることもあります。
足関節捻挫のつもりでいても微細な骨折などが隠れていることもあるので痛みに変化がない時は早めに専門家に相談しましょう。