テニスをしていて膝が痛くなるケースはおおまかに外力が一瞬で加わるケガ、もしくはオーバーユースによるケガのどちらかになります。
どちらの方が回復しやすいかは、ケースによります。
身体のセルフケアなどで予防をしやすい方はオーバーユース、予防をしにくい方は外力によるケガ。
共通の予防になることは環境を整える事になります。具体的にはコートに物が落ちている・濡れているなど事前に注意を払っていれば防げることも沢山あります。
色々と準備をしていてもケガをしてしまうことはあります。
ケガをしてしまった時にどんな種類のケガがあるのか知っておくと初期対応が変わり、予後がよくなる可能性があるので知識を蓄えましょう。
□半月板損傷 急なストップやターンなどで膝を捻ってしまうと半月板が衝撃に耐えられなく損傷してしまうと起きるケガになります。加齢で起きることもあります。症状は膝の曲げ伸ばしがしにくくなる。ロッキング・痛み・腫れがなどが出る。
□前十字靭帯損傷 ジャンプなどの強い着地・ダッシュからの急な減速・ストップなどが原因になり、結果としてニーイントゥアウトの肢位で起きやすいと言われています。症状は激痛・断裂音・腫れ・可動域制限などがあります。
□内側側副靭帯損傷 ジャンプの着地でバランスを崩したり、転倒などの時に膝を捻ってしまった時に起きます。症状は圧痛・腫れ・熱感・荷重時の痛み・不安定感など
上記で紹介している症状は外力が加わった時に起きる代表的なケガになります。
ケガをした直後は患部を無理に動かさないように応急処置を行いましょう。出血の確認、気分が悪くなっていないかの確認などし、そこから患部を冷やすなどします。骨折の疑いがある時は119番をしていいと思います。
オーバーユースによるケガは現状より酷くしないことが大切になってきます。要因については、単純に使い過ぎているのか。使い方に問題があるのか的確に判断しないと休息をとり痛みが消失しても再び同じことを繰り返してしまいます。