最近、ヘルプマークが話題にあがる出来事がありました。出来事の良し悪しは別として、ニュースなどで取り上げられたことでヘルプマークの存在を初めて知った人もいるのではないでしょうか。
知らない人がいても不思議ではありません。
それは、ヘルプマークが誕生してからまだ日が浅いからです。
東京都から始まった制度になり、ヘルプマークの配布・優先席へステッカーなど普及活動が平成24年10月から都営地下鉄大江戸線からスタートし、平成25年7月からすべての都営地下鉄・都営バス・都電荒川線・日暮里舎人ライナーで開始、平成26年7月からゆりかもめ・多摩モノレール。平成28年12月から都立病院・公益財団法人東京都保健医療公社の病院も実施しています。全国へとひろがり令和3年10月に熊本県でも配布がはじまったことで全都道府県で導入されました。
ヘルプマークとは何を知らせているのか。
「援助や配慮を必要としている方々が、そのことを周囲に知らせるしらせることができるマーク」(東京都福祉保健課)となっています。
ヘルプマークが普及する前にも似たようマークはあったようですが、全国へ普及するに至らなかったとなっています。この違いの一番の要因は何かというと厳格な基準がないことと言われています。
ヘルプマークは「支援や配慮を必要とする全ての人」が対象になり、申し出をすればもらえます。
マークを取りに行くことが出来なかったり、郵送対応してもらえない場合は、東京都福祉保健局のホームページから画像をダウンロードして作ることも可能になっています。
上の画像がヘルプマークになります。
実物はお守りのような使用になっているようです。この他にヘルプカードと言って携帯用もあるようです。
困った時に手伝ってもらいたい事など記入しておくことでスムーズに助けてもらうことが可能になります。電車やバスを利用したり、繁華街に出ている時に少し意識をして見渡すとヘルプマークを付けている人が目に入るようになります。
困っていそうな時は声をかけてみましょう。