前回はジャンプの着地で何が起きてケガにつながるか物理的なことも交えて話を進めました。
今回はどのようなケガが発生するか紹介していきます。
スポーツなど運動時以外でジャンプをするを場面は仕事を含めても稀な行為でだと思いますが、もしあるとしたら体の準備は出来ていないのでケガのリスクは一番高いと言えるかもしれません。
どんなケガがあるか。
□捻挫 足首の捻挫はジャンプの着地でよくみられるケガになります。足首を一瞬で通常の可動域以上に捻ってしまうと靭帯などを痛めてしまいます。
□肉離れ 筋肉の急激な収縮が起きた時に筋断裂になることです。
□前十時靭帯損傷 膝の関節内にある靭帯のひとつになります。前十字靭帯の全部もしくは一部が断裂した状態になります。
□アキレス腱炎 アキレス腱に炎症が生じます。
□膝蓋腱炎 膝蓋腱に炎症が生じます。
□MTTS 下腿の内側の痛みになります。以前はシンスプリントと呼ばれ、最近ではMTSS(脛骨内側ストレス症候群)に呼び名が変わってきています
などが挙げられます。
ケガをしない為に自分で出来る予防方法は、どのスポーツや運動でも共通するものになります。
□自分の体力レベルを知る
□スポーツや運動に適した用具を使用する
□ウォームアップ・クールダウンはしっかり行う
ケガの予防をするにあたり目新しいことは特にありません。大変地味なことですが、上記で出てきた3つの項目をやり続けることがケガのリスクを下げる事になります。
どんなに準備をしていてもケガをしてしまう時はあります。
紹介したケガをもとに考えていきます。
ここで紹介したケガを大きく分けると瞬発的な外力によるものと繰り返しの外力によものになります。
どちらも体にとって、外力が加わりますが、繰り返しの外力によるケガ(痛み)のほうが予防をしていると効果が見込めると思います。瞬発的な外力によるケガ(痛み)は不可抗力もしくは環境に起因することがほとんどになります。