公共の場所や乗り物を利用している時に見知らぬ人が自分が想定しているよりもあまりにも近づいてくと身構えてしまったり、なんとなく嫌だなと感じる事は誰でもあると思います。
これをパーソナルスペースと言います。
この言葉を知ってるよという人は多いのではないでしょうか。
パーソナルスペースをより理解していく事で、色々な場面に役立つと考えられます。
パーソナルスペースとは個人を取り囲む空間のことを指します。この空間に他者に侵入される(人が近づく)と不快に感じる空間があります。つまり、他者が自分に近づいてきた時に不快に感じない限界の範囲になります。これは心理学者のR・サマーという方が提唱しました。
この事が施術とどのように関わってくるのか。
パーソナルスペースは相手との関係性によって距離が変化します。大体の場合、家族などは距離が近くても問題がなく、全く知らない人など距離が遠くなります。この他の条件としては性別や年齢に文化なども影響があるようようです。ただし個人差が大きく反映されるのであくまでも参考程度になるとかんがえられます。
人はパーソナルスペースに入って来られると不快感が出てくるので落ち着きません。その結果、物理的に距離を取ったり、相手との境界線を作る為に背を向けたりします。
例をあげると電車に乗っていて横並びのイスに座っている時に座席に余裕があるにもかかわらず、真横に座ってくる人がたびたびいると思います。この時になぜ真横に座ると感じることがパーソナルスペース侵入されたということになります。
また、4つの距離感覚に分けられています。
□密接距離 0〜45㎝
□個人距離 45㎝〜1.2m
□社会距離 1.2〜3.5m
□公衆距離 3.5m以上
以上が分類になります。
数字が重なる部分もありどっちと思う方もいると思いますが、あくまでも目安になります。
知識と知っておくことで相手との距離感を掴むのに役立つのではないでしょうか。