肌寒い日・蒸し暑い日などが日替わりでやってきて非常に体調を崩しやすく体のの調子が整えることが難しい日が続いています。
もちろん人の体は環境の変化に対応できるように季節ごとに体は馴染んでいきますが、変化が激しいと体が追い付いていきません。これが不調を感じる要因のひとつになります。
特にこれからの時期は夏に向けてドンドン気温が上昇していきます。体が慣れてこないと熱中症になってしまうリスクが高くなってしまいます。
熱中症の原因は、体温が上昇し、体温調節機能のバランスが崩れ体内に熱が溜まってしまうことです。
予防の為に暑熱順化と言って体を暑さに慣らしていきます。
どのような効果が見込めるか。
□発汗量が増える
□汗に含まれる塩分濃度が低下する
□皮膚血管が拡張する
□循環血液量の増加
発汗したり、汗の塩分濃度を低下させることは暑さに強い体になっていきます。
理由としては汗をかくことで皮膚の表面から気化熱が奪われるので体温の上昇を防ぐことにつながります。また汗の塩分濃度が低下すると血液中にナトリウムなどのバランスが保たれますが汗の塩分濃度が高いと血液中のナトリウムなど体外に排出されてしまうのでバランスが崩れけいれんや意識障害などにつながる可能性が高くなります。
皮膚血管の拡張や循環血液量の増加もイメージはしにくいかもしれませんが体内に溜まった熱を放熱させることに役立つようです。
このように熱中症対策としても暑さに体を慣らしていく暑熱順化は大切だということがわかると思います。
どのような方法でで体を慣らしていくのか。
体が暑さに適応する期間は概ね数日から2週間くらいが目安になります。
体を動かして汗をかく訓練を行います。
□ランニング・ウォーキング
□サイクリング
□筋トレ・ストレッチ など
出来るだけ毎日出来る範囲で汗ばむくらいの時間の運動を行うことになります。
高齢などの運動をする事が難しい場合は湯舟につかることで汗をかくことも有効です。