腰部脊柱管狭窄症

ここ数日で間欠性跛行の話から閉塞性動脈硬化症を紹介してきました。

今回は間欠性跛行が症状のひとつである腰部脊柱管狭窄症について考えていきます。

腰部脊柱管狭窄症はどんな疾患なのかと言うと腰の骨に脊柱管と呼ばれる脊髄が通る場所があります。ここで脊柱管が狭くなり脊髄を圧迫すると足に痛みやしびれが出てきます。腰部脊柱管狭窄症の構造的な部分については100%自然に回復する事はありません。

この疾患には3つの病態があります。

□馬尾型 馬尾神経を圧迫することで両足にしびれや脱力感などが出現します

□神経根型 神経根を圧迫することで主に片足のしびれなどが出現します

□混合型 馬尾神経と神経根の両方を同時に圧迫することで両方の症状が出現することがあります

症状は痛みよりもしびれのほうが多いです。特に特徴的な症状が間欠性跛行になります。

間欠性跛行は歩くと痛みやしびれが酷くなり前かがみの姿勢で休みまた歩くそして休むを繰り返していきます。ポイントは前かがみになると症状が軽減や出現しないとなります。ですから、歩いている時も前かがみでいれば休まずに歩けます。自転車で症状が出現しないことは同様の理由です。このようにある程度は症状を回避することもできます。

気を付けておかなければなら症状は足の筋力低下や排尿障害・排便障害が出現してしまうと日常生活に支障を来してしまいす。また、放っておい症状が悪化してしまうと回復できなくなってしまうので、迅速な手術が必要になってくるようです。

予防方法としては適度な運動が挙げられます。身体を動かす事で腰など支える筋肉を刺激をし体幹を強化していきましょう。寝ながら行う方法のひとつに大きく息を吸ってからゆっくりと息を吐きながらお腹をへこましていきます。想像しているより少しきついかもしれませんが転倒の恐れもないので安全にセルフケアが出来る事が特徴になるやりかたです。これとセットでストレッチなどをすると効率よくセルフケアが出来ます。

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