整骨院にも足の痛みで来院される方も多くケガやご自身では何が原因か検討がつかないなど相談される理由も様々になります。
前回は間欠性跛行について一部分を紹介しましたが、他の症状も含めて疾患からとるべき行動を考えていきます。
間欠性跛行のある代表的疾患は閉塞性動脈硬化症と腰部脊柱管狭窄症になります。
今回は閉塞性動脈硬化症についてになります。
これはどの様な疾患になるかと言うと血管に関する病気になります。通常、血管には弾力がありますが閉塞性動脈硬化症を患うと血管の内側が狭くなり硬くなってしまう事で血液の流れがわるくなってしまいます。その結果、足に十分な血液が供給されずに痛みやしびれ・冷感などの症状が出現します。
閉塞性動脈硬化症になりやすい危険因子は
□加齢 男性45歳以上 女性55歳以上
□喫煙
□糖尿病
□高血圧症
□脂質異常
□運動不足
□肥満
□慢性腎臓病
□透析治療
これらに心当たりのある方は改善出来る事は早めに手を付けていきましょう。
閉塞性動脈硬化症は足の血管が動脈硬化症の引き金になり症状が出現するのでこの疾患名になります。
これが心臓の血管なら心筋梗塞や狭心症・脳の血管なら脳梗塞・脳出血を引き起こす可能性があります。
閉塞性動脈硬化症の特徴的な症状が間欠性跛行になります。その他の症状は足の痛みやしびれ・冷感・足の血色が悪いなどが挙げられます。そして症状が重症化してしまうと重症下肢虚血という名前に変わり症状が深刻化すると足が壊死するケースもあります。
閉塞性動脈硬化症は進行が緩やかなので約8割の方は同じ状態のまま5年経過しているデータがあります。足が壊死する方は数%なのでですが、心臓病を合併している方やく半分いると言われているので足に何かしらの違和感を感じる時は一度は調べてみる事をおすすめします。
整骨院や治療院なども遭遇する疾患になり、閉塞性動脈硬化症の疑いがある場合はクリニックや病院に紹介をいたします。