筋筋膜疼痛症候群を紹介していた時に線維筋痛症の名称を出したのですが、似ている部分もあるのでこちらも紹介していきます。
線維筋痛症もどうして症状が出てしまうのかは原因はわかっていません。
症状は主な事は「強い痛みを全身の複数の場所に感じるようです。」その他の症状は「疲労感・倦怠感」「こわばり感」「睡眠障害」「うつ状態」など様々なものがあります。
診断の基準になる
□広範囲にわたる疼痛があること
□触診の際に圧痛点(押すと痛みを感じる場所)が基準の18カ所のうち11カ所以上認められること
□3ヵ月以上継続する慢性疼痛であること
これは米国リウマチ学会の「線維筋痛症分類基準」や「線維筋痛症診断基準」が用いられています。
しかし、いきなり上記の基準で診断に至ることはありません。
線維筋痛症の特性として、感じている症状に対してレントゲン・MRIや血液検査などで異常がないが症状が継続している時に線維筋痛症の診断基準が適用されます。
治療法はどうなっているのかと言うと
□薬物療法
□運動療法
□温熱療法
□認知行動療法
□カウンセリング
などがあります。
治療法の内容を確認していくと肩こりや腰痛などの慢性痛の施術内容と合致してくることは多くあります。
線維筋痛症と筋筋膜疼痛症候群の違いはどうなっているか。
線維筋痛症 痛みは全身性で複数あり、関連痛は低頻度、圧痛点は全身で複数
筋筋膜疼痛症候群 痛みは限局している、関連痛は高頻度、圧痛点は限局している
ざっくりしていますが全身性か限局性が大きな違いになります。