身体が痛かったりすると「神経の痛みだ」「神経痛だ」と話している場面に遭遇したことはありませんか。
神経とは中枢神経と末梢神経のふたつがあります。
中枢神経は脳(大脳・脳幹・小脳)と脊髄
末梢神経は体性神経(感覚神経・運動神経)と自律神経(交感神経・副交感神経)
一般的に会話で出てくる神経の痛みとはどういった事なのか。
感覚としては「チクチク」「ピリピリ」「ジンジン」「ヒリヒリ」などオトマトペで表現する事が多いようです。
原因として考えられる事は末梢神経で何らかの障害が起きている考えられます。
分類としては特発性神経痛と症候性神経痛に分けられます。
特発性神経痛は原因はよくわかりません。
症候性神経痛は神経の障害されている箇所など原因がはっきりしています。
いくつかの末梢神経障害を紹介していきます。
□三叉神経痛 動脈硬化などで誇張した血管に三叉神経が圧迫されて起きていると言われています。顔の左右どちらかに痛みが出ます。
□坐骨神経痛 おしりの奥にある坐骨神経が硬くなった筋肉などに圧迫される事でおしり〜ふともも〜ふらはぎにかけて痛みを出します。
□肋間神経痛 肋骨に沿うように神経が走行しています。肋骨と筋肉に挟まれ圧迫が強くなると痛みが出ると考えられます。呼吸により胸郭が動くと痛みがまします。ストレスなども関係している言われはっきりと原因はわかっていません。この部分の痛みに関しては帯状疱疹による痛みがよくあります。神経の走行に湿疹が出て痛みを伴います。また初期の段階では湿疹が出ていなくても痛みはあります。
□外側大腿皮神経障害 骨盤の前面からふとももの外側に神経の領域があります。コルセットやベルトなどを強くしめすぎると痛みやしびれが出てきます。
□手根管症候群 手の親指・人差し指・中指や爪に痛みやしびれが出てきます。
□肘部管症候群 肘の内側から薬指・小指にかけて痛みやしびれが出てきます。