転倒予防は、なぜ必要か

日本の人口は約28%が高齢者になっています。しばらくは、高齢化が進み高齢者の割合は増えていく見込みです。

そうすると高齢者に多い病気やケガが増えてくると予想されます。

平成28年の厚生労働省「国民生活基礎調査」によると介護が必要になる原因が

1位認知症 2位脳血管疾患 3位高齢による衰弱 4位骨折・転倒 5位関節疾患 になっています。

どの順位の物も生活習慣から予防できる事もあると思います。

整骨院や治療院で関わる事がある骨折・転倒・関節疾患について

骨折と転倒は日常生活で起きやすく高齢者が最も気をつけなければならない事のひとつになります。

高齢者の転倒で多い骨折は

腰や背中の圧迫骨折(いつのまにか骨折)尻もちをついたら圧迫骨折は必ず疑わないといけません。次に大腿骨近位部骨折が多いようです。ついで橈骨遠位端骨折(手首)、上腕骨近位端骨折(腕のつけね)になるようです。

いつのまにか骨折は別としても、転倒しなければ上記の骨折が起きない事は明白です。どうにかして、転倒を予防する為に、身体的部分・環境的部分を変化させたり、工夫したりする必要が出てきます。

転倒を防ぐ為には何よりも身体機能を上げる必要が出てきます。簡単に考えれば弱くなってしまった筋力を少しでも元に戻していく事になります。つまり、筋力強化です。

では、どこの筋肉を強化していくか。

体幹を支える筋肉を強化していき、そこから各自の弱点になっている部分、臀部(おしり)・大腿四頭筋(ふともも前)・大腿二頭筋(ふともも後ろ)などの筋力アップに励むことがいいのではないでしょうか。

並行して筋肉を動かす訓練を行います。いくら筋力が足りていたとしても、使いこなすことが出来なければ宝の持ち腐れになってしまいます。

高齢者が筋力をアップさせるために、スポーツジムなどで行う筋力トレーニングはきつい方が多いと思います。個人的考えとしては、EMSを筋力アップのきっかけにしてある程度基礎をつくっていくと運動を利用する筋力アップにつなげていけるといいのではないでしょうか。

 

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