年齢で起こる燃え尽き症候群①

燃え尽き症候群やバーンアウト症候群という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

もし、聞いたことがあれば、スポーツ選手に起こるものと認識している人が多いと思います。

例としは、オリンピックが終わったあとのトップ選手や部活で最後の夏の大会が終わったあとの選手などはイメージがつきやすいと思います。

もしかしたら、経験をしたという人もいるでしょう。

スポーツが背景にあれば、燃え尽きてしまうことも理解しやすい部分があります。

しかし、そうならないようにすることが大切です。

燃え尽き症候群に対処するには、その人の背景によって、対応方法が変わります。

背景と出てくるけれど、スポーツ以外にも燃え尽き症候群は起こることはあるのかと疑問に思う人いるはずです。

実際はどうなのかというと起こります。

中高年で長期間の蓄積疲労+人生の折り返し地点での意味喪失感が重なる「静かな燃え尽き」があります。

具体的には、

□成長実感」の喪失と限界の実感

  • ある程度のポジションに到達し、これ以上の明確な「上」が見えにくくなる(出世の頭打ち)
  • 若手やデジタルネイティブ世代とのスピード差を感じ、「自分はもう時代遅れかも」という無力感が生まれる
  • DXやAIの進化についていけず、「これまでのやり方が通用しなくなった」という喪失体験をする人が急増

□存在意義の問い直し

  • 若い頃に描いた理想(経済的成功・地位・家族の幸せ)と現実のギャップに直面
  • 「このまま同じことを繰り返して定年を迎えるのか?」という虚無感
  • 子どもが独立(空の巣症候群)、親の介護開始、健康不安(更年期障害含む)などが重なり、「自分の人生は何だったのか」と立ち止まる

□加齢による変化

  • 男性更年期障害(テストステロン低下)→ 意欲・活力・集中力の低下
  • 女性の更年期・閉経期 → ホルモンバランスの乱れによるイライラ・疲労感
  • 睡眠の質低下、筋力・基礎代謝の落ち込み → 「昨日と同じパフォーマンスが出せない」愕然感
  • 長年の慢性的ストレスで副腎が疲弊(副腎疲労)し、ドーパミン・セロトニン系が弱まる

スポーツ選手の燃え尽きは「頂点を極めた後の燃え尽き」であるのに対し、

中高年は「頂点に届かないまま、または届いても空虚で、しかも体力が落ちてきた」状態での「燃え尽き未遂」のようなものです。

だからこそ「急に」ではなく「じわじわと、でもある日突然電池切れ」のように感じられるケースが多いの、

この状態は「甘え」でも「怠け」でもなく、誰にでも訪れうる人生の自然な転換期と考えられます。

 

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