肋間神経痛と帯状疱疹について

胸や脇腹のあたりに痛みがあるけど、原因が思い当たらない。

このような時は外傷といったケガなどとは違うことが予測できます。

重大な疾患の前兆の可能性は否定できませんが、人生で出会う可能性は極めて低いです。

よくある例であれば、肋間神経痛や帯状疱疹のケースが多いです。

痛みの特徴の違い

項目 一般的な肋間神経痛 帯状疱疹(発症時~急性期)
痛みの性質 ズキズキ、刺す、電気が走る、動作で増悪 焼けるような、ヒリヒリ、ジクジク、神経が引き裂かれる感じ
持続性 動作・体勢依存(深呼吸、咳、捻る、押すで強くなる) 持続的・安静時も強い(夜間増悪しやすい)
誘発要因 体を動かす・押す・深呼吸・咳・笑う ほぼ常時(接触アロディニアが強い)
皮膚の感覚 通常は普通(圧痛はあるが) 強い過敏・接触痛(服が当たるだけで激痛)
痛みの範囲 1~数本の肋骨に沿う帯状 ほぼ同じ(片側性・帯状)

また、帯状疱疹では痛みが先に数日~10日ほど出て、その後に発疹が出ることが多いです。

このように比較すると同じような場所が痛くても違いが分かります。

しかし、痛みを感じている立場になると冷静に痛みの違いなどを判断するのは難しいので、専門家に相談することが一番だと思います。

そして、専門家に相談をしたほうがいい理由に治療方法が全く違うこともあげられます。

治療・アプローチの違い(これが最も重要)

一般的な肋間神経痛
安静、姿勢改善、ストレッチ、湿布、NSAIDs(ロキソニンなど)、筋弛緩薬、神経ブロック(症状強い場合)。

帯状疱疹
発疹が出てから72時間以内(理想は48時間以内)に抗ウイルス薬(バルトレックス、ファムビルなど)を開始することが最優先。
開始が遅れるとウイルスによる神経破壊が進み、PHNに移行しやすくなる。
痛みが強い場合はプレガバリン・デュロキセチン・三環系抗うつ薬などの神経障害性疼痛薬を併用。

どちらも時間経過で回復する可能性もかんがえられますが、後遺症の痛みが残ることもあるので

始めから自然回復を期待するのはやめたほうがいいと思います。

 

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