年齢を重ねるごとに体は少しずつ衰えていきます。
誰しもが知っていることなのですが、いくつになっても年齢と見合わない元気さを持っている人がいます。
この人達に共通しているのは、年齢を言い訳にせずに活動的に生活をしているからだと思います。
元気でいるといっても、人によって求めるものは違うはずなので、
これが出来なければいけないことはないのですが、
ほとんどの人は、自分の足で歩いて、美味しいもの食べてなど自分のやりたいことをできる状態でいたいと思ってる人が多いようです。
ここでは食べることに注目をして話を進めていきます。
お正月になるとお餅を喉に詰まらせるといったニュースがあります。
お餅を小さくするなど工夫をすれば防げる部分もあります。
しかし、喉の機能を高めておく。
これが一番の予防になります。
喉の機能とは嚥下機能になり、飲み込む力になります。
これは筋肉の働きが適切かどうかです。
筋肉なので使わなければ、衰えてしまい食べたいものも食べられなくなります。
そうならないために何をすればいいのか。
1.口と喉を常に「動かす」習慣をつける嚥下体操(1日2〜3回)
・「あ・い・う・え・お」を大げさに10回ずつ発声
・舌を前に出して10秒キープ→左右に振る(各10回)
・首を前に倒して「ごっくん」と大きく飲み込む(10回)
・空嚥下(何も飲まずに飲み込む)練習を意識的に
→ 舌骨上筋群(喉を持ち上げる筋肉)を鍛えるのに最も効果的です。
2.唾液をしっかり出す生活よく噛む(1口30回以上)
噛む回数が多いほど唾液は「若返り唾液」と呼ばれ、喉の粘膜を守ります。ガム(キシリトール入り)を1日20〜30分噛むだけでも効果大。
梅干し・レモンを見たり匂ったりする
想像するだけで唾液が出ます。実際に口に入れなくてもOK。
マッサージ
耳の下〜あごの下を指で円を描くように10回。唾液腺が刺激されます。
3.食事の工夫で嚥下機能を守る硬いもの・弾力のあるものを積極的に
するめ、フランスパン、りんごの皮付き、せんべいなど。噛む力と喉の筋肉を同時に鍛えます。(安全第一で)
4.全身の運動も実は喉に効く首・肩のストレッチ
首をゆっくり回す、肩をぐるぐる回すだけで喉の筋肉が連動して動きます。
腹式呼吸・発声練習
お腹から声を出す練習(「はーっ」と長く息を吐く)は横隔膜と喉頭を同時に鍛えます。
項目にすると難しく感じるかもしれませんが、基本的には人と会って、話して、運動をして、食事をしっかりとする。
これを年齢のせいにして、やらないのではなく、やり続けることが大切です。

















