血糖値スパイクについて①

食事を終えて30分〜1時間くらいすると

強い眠気・だるさ(「食後眠くなる」典型)

頭がボーッとする、集中できない

軽い頭痛

動悸・胸のドキドキ

異常に汗をかく(特に冷や汗)

イライラ・不安感

など出てきたり、

食後2〜4時間くらいになると

急激な空腹感(「さっき食べたのに…」)

手が震える(手の震え)

冷や汗・顔面蒼白

強い眠気(会議中などに突然襲ってくる)

集中力の劇的な低下(「頭が真っ白になる」)

イライラ・怒りっぽくなる(血糖値が下がると攻撃性が増す)

不安感・パニックのような気持ち

めまい・立ちくらみ

頭痛(ズキズキするタイプ)

ひどいときは意識が遠のく感じ

これらの症状が頻繁するようなら血糖値スパイクかもしれません。

血糖値スパイクとは、食事(特に糖質・炭水化物を多く摂った後)に血糖値が急激に上昇し、その後インスリンが過剰に分泌されて急激に低下する現象のことです。

正常な人でも食後には血糖値は上がりますが、通常は1時間以内に140mg/dL未満、2時間後には120mg/dL以下に戻ります。

しかし、血糖値スパイクが起こると、食後1時間で180~250mg/dL以上になり、

その後、急降下して100mg/dL以下(時には70以下)になります。

この「急上昇→急降下」が繰り返される問題点は、

□血管へのダメージ

高い血糖は血管内皮を傷つけ、動脈硬化を進行させます。心筋梗塞・脳梗塞のリスクが上がる(特に食後高血糖は心血管イベントの独立した危険因子とされている)。

□酸化ストレス・炎症の増加

急激な血糖変動は活性酸素を発生させ、全身に軽い炎症を引き起こします。これががん、認知症、うつ、肌の老化などとも関連があると言われています。

□眠気・集中力低下・イライラ(反応性低血糖)

急降下するとアドレナリン・コルチゾールが分泌され、動悸・冷や汗・イライラ・強い眠気が出現。午後の「眠くなる会議」はこれが原因のことが多いです。

□脂肪蓄積とダイエット停滞

インスリン過剰分泌→脂肪合成促進+脂肪分解抑制。痩せにくくなります。

 

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