体に痛みを感じて、うれしいと思う人はほぼいないと思います。
だから、痛みを感じると辛かったり、不快だったりするので、治そうとするはずです。
この考えや行動に対しておかしい点は特にないと思います。
痛みに対応するためには、痛みの種類に合せる必要があります。
それは急性痛と慢性痛になります。
痛みは本来、体に異常があることを知らせる「警告信号」の役割をしています。
警告をしている痛みは急性痛であって、慢性痛は警告の意味はありません。
慢性痛の意味は何だとなりますが、解明されていません。
急性痛と慢性痛を理解すること痛みが遠ざかるために必要になってきます。
急性痛は外傷や炎症が原因で、数日~数週間で治まります。
一方、慢性痛は、原因となった傷や病気から回復した後も、3ヶ月以上続く痛みを指します(国際疼痛学会の定義)。
それぞれの痛みの改善方法
急性痛は痛みの原因がハッキリとしています。たとえば、包丁で指を切った瞬間→鋭い・ピリピリした痛み・
転倒して膝を打撲→ズキズキ・圧迫感(腫れが引くと痛みも消える)・スポーツ中に腕を骨折→激しい・持続的な痛み(ギプス固定で軽減)など
これらは、原因になった問題箇所が元の状態に戻れば痛み消失します。
慢性痛の原因はというとハッキリと分かりません。
まずは慢性痛の具体例をあげます。
椎間板ヘルニアが治った後も鈍い・重い痛みが続く(デスクワークで悪化)
帯状疱疹後神経痛で発疹治癒後もピリピリ・焼ける痛み(服が触れるだけで激痛)
ストレス・姿勢不良→頭を締め付けられるような痛み(毎日数時間〜終日)などがあります。
この例をみると日常生活に支障を感じてもおかしくないです。
慢性痛改善のポイントは日常生活に支障をきたさないようにすること。
慢性痛は痛みを消失させることではないので、スタートを間違えると慢性痛を悪化させる可能性もあります。
だからこそ痛みに対しての知識は大切になります。

















