今年の夏の甲子園は2部制や不祥事など今までになかった事が起きています。
しかし、プレーをしている以上、故障やケガと隣り合わせでいること永遠に変わらないのではないでしょうか。
そこで野球肩について話を進めていきます。
野球肩といっても、通称名になるので実際にはいろいろな疾患があります。
□インピンジメント症候群
□滑液包炎
□上腕二頭筋長頭腱炎
□棘上筋炎
□腱板損傷
□腱板断裂
□関節唇損傷
□肩甲上神経麻痺
などがあります。
気づいている人もいると思いますが、野球をしていて肩に痛みが出ているから野球肩と一括りで読んでいるだけで、
オーバーハンドになるスポーツでは野球肩と同じように肩を痛めることがあります。
いろいろな疾患が出てきていますが、その中でも多いのはインピンジメント症候群と言われています。
いわゆる野球肩になる原因は
投球動作による反復的なストレスです。投球は肩関節を高速で動かし、極端な外旋や内旋を伴うため、関節や周辺組織に大きな負担がかかります。
具体例は
□オーバーユース(過度な使用) 長時間の投球や連投により、肩の筋肉・腱・靭帯が疲労し、炎症や微小な損傷が生じる。
□フォームの問題 不適切な投球フォーム(例:肘が下がる、肩の開きが早いなど)は、肩に過剰な負担をかける。
□筋力や柔軟性の不足 肩や体幹の筋力が弱い、または柔軟性が不足していると、投球時の負担が特定の部位に集中する。
□成長期の影響 ジュニア選手では、骨や軟骨が未成熟なため、成長軟骨部分が損傷しやすい。
主な野球肩の症状
□肩の痛み 投球時や投球後に肩の前面、後面、または側面に痛みが生じる。特に、投球の加速期やフォロースルー時に痛みが強まる。
□可動域の制限 肩の動きが硬くなり、特に外旋や内旋が制限される。
□筋力低下 肩周辺の筋力低下により、投球速度やコントロールが低下する。
□その他の症状 肩の不安定感、クリック音、腕や手に広がるしびれなど。
野球肩を改善していくには病態の把握が必要になるので、
肩に違和感や痛みなどがある時は我慢せずに専門家に相談しましょう。