体の機能は自分の意思でコントロールできるものとできないものがあります。
自分の意思でコントロールできないものは、自律神経によって調整されています。
たとえば、気温が高い時に汗をかくことは自律神経の働きによって行われています。
汗をかこうと思っても自らの意思だけ汗をだすことはできません。
体を動かしたりして体内に熱が発生した時に、体に熱がこもらないよう汗をかいて熱を放出します。
このように体の反応として起こることは自律神経が正常に反応しているからになります。
この自律神経が正常に反応しなくなった状態を自律神経失調症といいます。
自律神経が正常にはんのうしなければ、身体や精神に多様な不調が現れます。
ただし、自律神経失調症は明確な診断基準を持つ単一の疾患ではなく、症状群として扱われることが多いです。
自律神経失調症の原因
□ストレス 仕事や人間関係、過労、睡眠不足など、精神的・身体的ストレスが大きな引き金となります。
□生活習慣の乱れ 不規則な食事、睡眠不足、運動不足、過度な飲酒やカフェイン摂取などが影響します。
□ホルモンバランスの変化 更年期、妊娠、月経周期など、ホルモンの変動が自律神経に影響を与えることがあります。
□環境変化 引っ越し、転職、季節の変わり目など、環境の急激な変化も要因となり得ます。
□病気 甲状腺疾患や糖尿病、うつ病など、他の疾患が背景にある場合もあります。
代表的な症状
□身体的症状 めまい、頭痛、動悸、息切れ、胸の圧迫感、吐き気、便秘や下痢、肩こり、疲労感、手足の冷えやしびれ、発汗異常など。
□精神的症状 イライラ、不安感、気分の落ち込み、集中力低下、睡眠障害(不眠や過眠)など。
□その他 食欲不振、耳鳴り、口の渇き、頻尿、皮膚の異常(かゆみや乾燥)など。
これらの症状は、特定の臓器に異常がないにもかかわらず現れることが特徴で、検査で異常が見つからない場合も多いです。
注意点自律神経失調症は、症状が多様で個人差が大きいため、周囲や本人自身が「気のせい」と誤解することがあります。
しかし、症状は本人が実際に感じるものであり、無理に我慢すると悪化する可能性があります。
おかしいと感じたら、専門家に相談をしてみましょう。