熱中症とサルコペニア・フレイル

梅雨が明けてから連日の猛暑で熱中症アラートが発令されて体調管理により一層気を配らないといけないと感じています。

熱中症に関する呼びかけがいたるところで行われているので水分を摂る比率は以前よりも格段にあがってきています。

水筒やペットボトルなどを持ち歩き、いつでも水分補給ができる体制になっている人も多いです。

このように外出時は対策をしているのですが、いざ自宅に戻ると風が通る・そこまで暑くないなどの理由で冷房を使用することなく体調を崩す人も見受けられます。

話を聞く限りでは軽い熱中症を疑ってしまう症状です。

屋内屋外問わず環境によって、場所に関係なく熱中症のリスクがあると認識しておいたほうがいいです。

それでも、日を浴びるよりも、冷房を使用して、屋内で過ごしているほうが圧倒的に熱中症のリスクが低くなることは想像できます。

ただ、熱中症を恐れるあまり、屋内に籠って生活をしすぎると運動不足が露呈し始めます。

特に熱中症のリスクが高い高齢者はこの傾向が現れやすくなります。

屋内での生活ばかりになると体を動かす機会はほとんど無くなってしまいます。

このことによって、体を動かさないので筋力低下が進んで体が衰えてしまうといったことが懸念されています。

サルコペニアやフレイルになってしまうのではないかといった心配です。

今の暑さは少なくとも9〜10月くらいまでは続くと予想できるので約3〜4ヵ月続きます。

この期間は体力低下を起こすには十分な長さになるのである程度は外に出て体を動かす必要もあります。

気温が高くなり始めた7月は暑さに体をなれさせる時期と考えて、日が高くなる時間帯をさけて少しずつ屋外にいく時間も作っていかなければなりません。

この時に気をつけることは、直射日光を浴びないようにする。

日傘など利用するなど工夫をしましょう。

また、体感で暑い暑くないと判断をするのではなく、暑いことを前提に体を冷やしたり、水分を補給したりと対策することが望ましいのではないでしょうか。

 

 

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