腰の痛みで手術になる時は

ここ数日は腰について紹介している日が続いています。

今回は疾患名などを紹介していきながら腰に痛みを感じた時の行動を考えていこうと思います。

腰痛がある時に痛みを感じている本人が思う事は「いつもの痛み」「いつもと違う痛み」の2種類にほとんど分かれます。

特に不安になる部分は「いつもと違う痛み」を身体に感じる事だと思います。そんな時に手術が必要になるかもしれない腰痛を覚えておきましょう。

□腰部脊柱管狭窄症 症状の特徴的なものは間欠性跛行になります。歩いていると腰や足が痛くなり、腰を丸めたり、座ったりして休憩をいれると痛みがひいていきます。症状が酷くなると一度に歩くことが出来る距離や時間が短くなり、更に悪化すると足の筋力が弱くなったり、排尿障害が出現したりします。

□腰椎椎間板ヘルニア 症状は腰や足に痛みやしびれ出現し足に力が入りにくくなります。腰を丸めたり、重い物を持ったりすると症状が強くなります。

□変性脊椎すべり症 症状は腰部脊柱管狭窄症ににていますが機序は異なります。変性脊椎すべり症は骨が本来あるべき位置より一部の骨が前方に移動してしまい神経を圧迫します。

□分離性脊椎すべり症 腰や足に痛み・しびれが出現します。腰を反らすと痛みが増悪します。

などは割と遭遇することが多い疾患名になります。

今回、紹介した疾患が手術の必要が出てくる可能性があります。なぜなら、共通事項として神経を圧迫して症状が出現しているからです。

どのようなケースだと手術の適用になるか。専門医に紹介して手術になった人の例から考えると症状が痛み強弱で判断する事は少ないように感じます。迅速に手術を行う段取りになっていたのは麻痺症状や排尿障害がある時のようです。麻痺症状や排尿障害の症状が残ってしまうと今後の日常生活に支障をきたしてしまうからだと考えられます。傍からみても痛みが相当強そうにみて動く事が大変でも痛みだけの場合は本人の意思を尊重しながら方針を決めてくれるようです。

 

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