身体がふるえる時はどんなシーンがあるでしょうか。
寒い時や緊張している時などは想像しやすいと思います。この時のふるえは日常生活に支障を来すことはほとんど無いと思います。
日常生活に支障を来すふるえにはどのようなものがあるのでしょうか。
字を書く時や飲み物を飲む時にコップやペットボトルを持つ時に手がふるえてしまったら目的の行動が出来ないと分かると思います。
座ってテレビなど見ている時に頭や手がふるえる人もいます。
ここまではふるえシーンについて考えてみました。
身体の状態別でのふるえを紹介します。
□安静時振戦 安静にしている時にふるえるが動くと止まる
□姿勢時振戦 特定の姿勢をとるとふるえが出る
□動作時振戦 ある動作をするとふるえるが安静にしていると止まる。
□企図振戦 何かをしようとした時にふるえる
おおまかにシーンや身体の状態で分けてみました。
原因のわからないふるえを「本態性振戦」と呼びます。高齢者に多いと言われていて、動作時振戦が特徴です。
本態性振戦に似ているものに「パーキンソン病」があります。パーキンソン病は原因は不明ですが脳の黒質と言う場所が変性をきたすことがわかっています。筋肉を上手く扱えなくなってきます。ふるえは安静時にあり、動く時には止ります。
このふたつに関しては振戦の中でも多いようです。
ふるえの種類から見てみると
「本態性振戦」「パーキンソン振戦」「代謝性振戦」「羽ばたき振戦」「中毒振戦」「生理的振戦」などあります。
冒頭でも書きましたが日常生活に支障がないふるえがほとんどだと思います。しかし、日常生活に支障を来すふるえについては放っておいていいものではありません。
病気が隠れている事があるからです。
その場合は専門医を受診する事になるのですが、内科・神経内科・内分泌内科など別れ行きます。
受診先がわからいない、決めかねてしまう時はかかりつけの病院やクリニックで相談をしていみましょう。