「ぶつけた」「捻った」などいわゆるケガをして痛みを感じる状態や特に何をしたわけではないが「肩が痛い」「腰が痛い」と言うように痛みを感じる原因や場面は様々だと思います。
体のどこかが痛む時は早く痛みを取りたいから、痛みを取る方法をスマホで検索、YouTubeで調べてみたりと治す方法に目がいく人がほんどではないでしょうか。
しかし、痛みの理屈を知ろうとする人は少ないと思います。
理屈を知る事で痛みが減るなんて事もありえます。
ここでは痛みを感じる理屈を出来るだけ専門用語使わずに紹介していきたいと思います。
痛みは大きく分けて3つに分けられると考えられています。
□炎症・刺激からの痛み(侵害受容性疼痛)
□神経の痛み(神経障害性疼痛)
□精神面環境面からの痛み(心理社会性疼痛)
この3つで急性や慢性の痛みがだいたい理解できると思います。
痛みがなぜあるか。
身体を守る為の装置と考えられています。世の中には痛みを感じる事が出来ない疾患もあります。痛みがないでケガをしても病気で炎症を起こしていてもすぐに気付くことが出来ません。この場合気が付いた時に重症化をして生命の危険にさらされやすくなります。
しかし、身体を守る為に痛みがあると仮定すると説明の出来ない痛みもあります。肩こりや腰痛など慢性痛と呼ばれるものです。
ケガで感じる痛みの理屈
例としてふとももを机の角にぶつけたとします。
ぶつけた時の鋭い痛みを感じをそのあとにじわじわくる痛みがやってきます。この時に痛みを感じ取る神経が二つあり、痛みを伝える事が早い神経と遅い神経があります。この二つの神経の反応が脳に伝わり痛みを感じます。
この二つの神経が反応しないと痛いとはなりません。
ふとももを机の角にぶつけたが痛くない時は、
痛みとして反応する境界線を超えない時は痛いと感じません。おそらく境界線には個人差があり、痛みに強い人や痛みに弱い人がいると思われます。