冷えは万病の元

「冷えは万病の元」と言われます。

身体が冷えることが良くないと言われる理由をいくつか紹介します。

□血流が悪くなり、酸素・栄養の供給が低下する

体温が1℃下がると、基礎代謝は約12%低下し、血流も悪くなります。血液は酸素や栄養素を全身に運ぶ「運送トラック」のようなものですが、冷えると血管が収縮し、血液がドロドロになりやすくなります。その結果、

筋肉や臓器に十分な酸素が届かなくなる

老廃物や二酸化炭素が溜まりやすくなる

免疫細胞の活動も低下する(免疫力は体温が1℃上がると最大5〜6倍になると言われている)

これが慢性化すると、肩こり、腰痛、頭痛、慢性疲労、感染症にかかりやすくなるなどの症状が出やすくなります。

□自律神経が乱れる

体が冷えると、体は「体温を守ろう」と交感神経を優位に働かせます。

本来、リラックスしているときは副交感神経が優位であるべきですが、冷えが続くと常に交感神経が緊張状態になり、睡眠の質が落ちる 。

ストレスホルモンが過剰分泌される

消化機能が低下する(胃腸も冷えて動きが悪くなる)

これが原因で、便秘、下痢、過敏性腸症候群、うつ症状などが起こりやすくなります。

□女性ホルモンのバランスが崩れる

特に女性の場合、子宮や卵巣は体の中で最も冷えやすい部位です。冷えると子宮内膜への血流が悪くなり、

月経痛がひどくなる

生理不順、無排卵月経が起こりやすくなる

妊娠しにくくなる(着床環境が悪くなる)

実際に不妊治療の現場では「まず冷えを改善すること」が基本とされるほど重要視されています。

□内臓機能全体が低下する

東洋医学では「脾(ひ)=消化器系」は温かいことを好み、冷えると機能が落ちると考えます。

実際に胃腸が冷えると、

酵素の働きが悪くなり消化吸収が低下

腸内細菌のバランスが崩れる

むくみやすくなる(水分代謝が悪くなる)

また、腎臓も冷えに弱く、冷えると尿の生成・排出がうまくいかなくなり、むくみや頻尿、夜間尿の原因になります。

冷えは「我慢できる不調」だからと放置されがちですが、実は健康を根こそぎ蝕む大きな要因なので

早めに対策しましょう。

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