変形性膝関節症の手術のタイミング

超高齢化社会になってるので、高齢者に多い体の痛みが目立ちやすくなっていると感じています。

見た目から痛そうかも思えるのは膝ではないでしょうか。

いわゆるガニ股になってしまって、足を引きずりながら歩いているといかにも痛そうです。

これは変形性膝関節症によって、O脚になってしまっている状態です。

骨の形が変わってしまっているので、見た目から治そうと思ったら、手術をするしかありません。

手術をしたくない場合は、痛みと機能面で折り合いをつけていくことになります。

手術をするorしないの選択は本人にあるのは間違いありませんが、

推奨されるタイミングはあるので、そこは押さえておきましょう。

□重度の変形と痛み O脚により膝関節の内側に過剰な負荷がかかり、変形性膝関節症が進行している場合。X線検査で関節軟骨の摩耗や骨棘形成が確認され、慢性的な痛みや腫れが日常生活に影響を及ぼすとき。

□歩行困難 O脚の角度が大きく、歩行時のバランスが崩れ、転倒リスクが高まっている場合。特に、階段の昇降や長時間の歩行が困難な場合。

□関節の不安定性 O脚による膝の歪みが靭帯や周辺組織に負担をかけ、関節が不安定になっている場合。

□保存的治療の効果 装具の使用・筋力トレーニング・理学療法を数ヶ月から数年試みても、症状の改善が見られない場合。たとえば、痛みが軽減せず、関節の変形が進行する場合。

□生活の質(QOL)の低下 O脚による痛みや機能制限が・仕事・趣味・日常生活(例:家事や運動)に大きな支障をきたしている場合。

整形外科医は、以下のような客観的指標を基に手術の必要性を判断します。

□内反角度 X線で測定される脛骨と大腿骨の角度(通常、正常値は5~7度程度)。O脚で10度以上の内反角度がある場合、重度とみなされることが多い。

□関節軟骨の状態 MRIやX線で軟骨の摩耗や骨の変形が確認される。

□患者の症状 痛みの程度、関節の可動域、歩行パターンの異常などを総合的に評価。

このような項目に分けて考えることできます。

共通している点では、日常生活を送る上で本人がどこまで許容できるかになります。

 

 

 

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