国民病のひとつ「肩こり」
今回は肩こりの理論やセルフケアについて話を進めていきます。
肩こりとは、肩や首周辺の筋肉が緊張し、硬くなることで生じる不快感や痛みなどを指します。
肩こりが起きる要因は
□筋肉の過緊張
長時間同じ姿勢を続けることで、僧帽筋や肩甲挙筋などの肩周りの筋肉が持続的に収縮し、硬直します。これにより筋肉内に疲労物質(乳酸など)が蓄積し、痛みやこりが生じます。
□血流の悪化
筋肉の緊張が続くと、毛細血管が圧迫され、酸素や栄養素の供給が不足します。
また、老廃物の排出も滞り、こりや痛みが悪化します。
□神経系の影響 ストレスや自律神経の乱れにより、交感神経が過剰に活性化し、筋肉の緊張や血管の収縮が促進されます。
□姿勢の問題 猫背や前傾姿勢は、肩や首に過剰な負担をかけ、筋肉のバランスを崩します。
これらを原因と言わない理由は紹介している事を改善しても、必ず症状にいい影響をもたらすと言い切れないからです。
ただ、これらを改善する事で全員ではないにしろ多くの人の症状が軽減することも事実です。
肩こり改善セルフケア
セルフケアのポイント
□継続性 肩こりは一朝一夕では改善しません。毎日少しずつ取り組むことが重要です。
□無理のない範囲で ストレッチやマッサージで痛みを感じる場合は、強度を下げて行いましょう。
□生活習慣の見直し 十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な水分摂取も肩こり予防に役立ちます。
ここ意識してセルフケアを実践していきます。
□ストレッチ 硬くなった筋肉を伸ばし、柔軟性を高める効果があります。
□マッサージ 自分で筋肉の緊張を直接ほぐし、血流を促進します。
□温熱療法 温めることで血流が改善し、筋肉が緩みます。
□運動 軽い運動は筋肉の緊張を和らげ、血流を促進します。
□ストレス管理 リラックスすることで不要な緊張を取り除く。
どれかひとつだけ行うよりも複数を組み合わせたり、ローテーションしたりすると
いい意味で慣れがなくなるのでより効果を得やすくなります。