紫外線から皮膚を守る

サクラも散り始めて、また、暑い日がやってきます。

気温が高くなってくると日差しも強くなるので、同時に紫外線の量も増えてきます。

紫外線を浴びると皮膚が大半の人は黒くなり、日に焼けた状態になります。

日に適度にあたることはビタミンDを作りだすので必要なことですが、

日に当たりすぎると体へのダメージになります。

太陽光に含まれる紫外線(UVAおよびUVB)に長時間さらされることで皮膚がダメージを受ける状態を指します。
主に赤み、熱感、痛みが生じ、重度の場合には水ぶくれや皮むけが起こります。
日焼けは広義として「紫外線による火傷」とも言えます。
火傷(やけど)は、熱(高温の物体、液体、蒸気など)、化学物質、電気、放射線などによって皮膚や組織が損傷する状態です。
火傷は重症度に応じて1度(表皮のみ)、2度(真皮まで)、3度(皮下組織まで)に分類されます。
日焼けも火傷も、皮膚の細胞にダメージを与え、炎症を引き起こします。
このことから、日焼けと火傷は、皮膚の炎症反応や症状に多くの共通点を持ち、
特に重度の日焼けは火傷とほぼ同じダメージなります。
医学的に日焼けは「紫外線による火傷」と分類されることもあり、1度または2度の火傷に相当します。
紫外線から皮膚を守ることは大切になります。
対策は日焼け・火傷になる前の段階で予防をし、その上で皮膚のケアを行います。
具体的には、SPF/PA値の高い日焼け止め、UVカット衣類、帽子などで紫外線を遮断することが重要になります。
火傷は高温物体や危険物質を避けること、保護具の使用が基本になります。
共通するのは、皮膚を外部刺激から守るという点です。
ケアは、どちらも冷却が効果的です。
日焼けでは冷水シャワーや冷却ジェルで炎症を抑え、保湿剤で乾燥を防ぎます。
軽度の火傷も冷水で冷やし、ワセリンや抗菌クリームで保護します。
重度の日焼けや火傷では、医療機関での治療(ステロイド軟膏、創傷被覆材、場合によっては手術)が必要です。
紫外線から皮膚を守る意識を持ちましょう。

 

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  1. 2025.04.15

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