外反母趾で悩んでいる人は多くいるので、これに関連するグッズがいろいろと販売されています。
多くの商品は足の指に負担がかからないようにするためのグッズになります。
これらを使うことで痛みが消失したり、生活がしやすくなることで、日常的に外反母趾が気にならなくなることがあります。
このような時に外反母趾とどう向き合えばいいのか。
これについては外反母趾が治るの定義が必要になります。
医学的な定義は
第一中足骨と親指の基節骨の角度が15度以上外に傾く状態を指し、
この角度が基準以下に戻らない限り、医学的には「完治」とはなりません。
よって、痛みがなくなったから治ったと捉えないほうがいいです。
痛みがなくなる理由はいくつか要因があります。
一番は炎症が落ち着いたことになります。
炎症が落ち着くために必要なことは、
インソール・サポーターなどの活用や足の筋力トレーニングやストレッチを行い足のアーチを安定させる。
これはあくまでも一時的に症状を緩和させるための方法です。
痛みがなくても変形が残っている場合は進行が進む可能性がゼロではありません。
特に遺伝的要因や加齢による関節の変化があると、知らないうちに状態が悪化することもあります。
痛みや支障がなくなったのは素晴らしいことなので、それを維持することが大切です。
そのために頭に入れておくべきことは、
足に合った靴を選ぶ・足の筋力と柔軟性を保つ・歩き方や姿勢に気をつける・日常生活での工夫・早期対処と観察などを気をつける事です。
結論としては
見た目が変わらず、痛みや支障がなくなった場合、「症状が治まった」とは言えますが、
変形が残っている限り「完治」とは言い切れません。
日常生活が快適なら実質的に「治った」と感じてもいいですが、再発予防の意識は持っておきましょう。