バスケットボールはチームスポーツの一つで、屋内や屋外のコートで行われます。
主に5人の選手が1つのチームを構成し、ボールをリングに投げ入れることで得点を競います。
競技の魅力のひとつに試合展開がスピーディーで選手は急な方向転換やダッシュ、ジャンプなど高い身体能力が求められます。
この展開の早さがバスケットボールでのケガにつながる要素になります。
主なケガには以下のものが挙げられます。
□前十字靱帯損傷 (ACL損傷) ジャンプや急な方向転換の際に膝に負荷がかかり、前十字靱帯が損傷することがあります。特に女子選手に多く見られます。
□足関節靱帯損傷(捻挫) ジャンプ後の着地や急なストップ動作で足首を捻ることが多く、外側の靱帯が損傷します。
□アキレス腱炎 ランニングやジャンプの際にアキレス腱に負荷がかかり、炎症を引き起こすことがあります。
□ジャンパー膝(膝蓋腱炎) 繰り返しのジャンプ動作で膝蓋腱に負担がかかり、炎症を引き起こします。
□突き指 ボールをキャッチする際に指先にボールが当たり、関節が損傷することがあります。
このように競技の特性から下半身にケガが起こりやすいです。
特に練習中よりも試合中に発生しやすいようです。
紹介したケガの中でも大ケガなものは前十字靱帯損傷 (ACL損傷)になります。
このケガはバスケットボールで起こることが一番多いと言われています。
前十字靭帯損傷が起きてしまった場合はバスケットボールに復帰するには手術を受けるケースが多いので
できるだけケガをしないように予防をすることが大切です。
□筋力トレーニング 特に太ももの筋肉(大腿四頭筋とハムストリングス)を鍛えることが重要です。これにより、膝関節の安定性が向上します。
□神経のトレーニング 膝の動揺性を防ぐためのトレーニングです。バランスボードや片足立ちなどのエクササイズが効果的です。
□柔軟性の向上 ストレッチングを行い、筋肉や靱帯の柔軟性を高めることが重要です。特にハムストリングスとふくらはぎのストレッチが推奨されます。