肩を動かすと痛い・肩を動かそうとすると痛いなど
日常生活で肩に痛みを感じる瞬間は誰にでもあると思います。
この痛みが一瞬感じるだけで、その後、痛みを感じなければ気に留めることもなく忘れてしまうでしょう。
逆に痛みが持続していれば気になりつづけるはずです。
痛みを改善するためには原因を知りたくなると思います。
主な肩の疾患には以下があります。
□肩関節周囲炎(五十肩・四十肩) 肩関節周囲の筋肉や腱が炎症を起こし、痛みや可動域制限が生じます。特に中高年に多く見られます。
□腱板断裂 肩関節を支える腱板が断裂し、痛みや動作時の制限が生じます。外傷や加齢が原因となることが多いです。
□肩蜂下インピンジメント症候群 肩関節の動作時に肩峰と腱板が衝突し、痛みが生じる状態です。特にスポーツ選手に多く見られます。
□変形性肩関節症 肩関節の軟骨が変性し、痛みや運動障害が生じます。加齢や外傷が原因となることが多いです。
□頸肩腕症候群(肩こり) 首から肩にかけての筋肉のこりや痛みが生じる状態です。姿勢の悪さや運動不足が原因となることが多いです。
肩に痛みがある時は、原因と症状をトータルで判断して疾患名がついて治療に移っていきます。
ここで紹介していない疾患もありますが、疾患名がはっきりしないものも少なくありません。
その場合は症状から肩以外の可能性も含めて考える必要があります。
□発熱 感染症や炎症が原因で肩の痛みとともに発熱が生じることがあります。
□呼吸困難 心臓や肺の疾患が原因で肩の痛みとともに呼吸困難が生じることがあります。
□冷や汗 心筋梗塞や大動脈解離などの重大な疾患が原因で肩の痛みとともに冷や汗が生じることがあります。
□意識障害 肩の痛みとともに意識障害が生じる場合、緊急性の高い状態である可能性があります。
□しびれや麻痺 神経の圧迫や損傷が原因で肩の痛みとともにしびれや麻痺が生じることがあります。
□胸の痛みや圧迫感 心臓や肺の疾患が原因で肩の痛みとともに胸の痛みや圧迫感が生じることがあります。
おかしいなと感じたら一度は専門家に相談してみましょう。