ストレッチをする目的は健康・スポーツを始めとするパフォーマンスアップに分けられます。
ここではパフォーマンスアップのために必要なストレッチを紹介したいと思います。
ストレッチには静的ストレッチ・動的ストレッチがあります。
スポーツのパフォーマンスアップのためにウォームアップは欠かせません。
プレーをするにあたって体を温めて準備するためにストレッチをすることは以前から行われています。
以前と今で大きな違いに現在は運動前は動的ストレッチ・運動後に静的ストレッチをしましょうといわれていることです。
この理由として以下があげられます。
動的ストレッチ
□筋肉と関節の準備 動的ストレッチは筋肉と関節を動かすことで、これらを運動に向けて準備させます。筋肉が柔軟で温かくなることで、運動中の可動域が広がります。
□血流の促進 動的ストレッチによって心拍数が上がり、血流が促進されます。これにより、筋肉に酸素や栄養素が行き渡りやすくなります。
□神経系の活性化 動的ストレッチは神経系を活性化し、筋肉の収縮や反応速度を向上させます。これにより、運動時のパフォーマンスが向上しやすくなります。
□怪我の予防 適切に動的ストレッチを行うことで、筋肉や関節が運動に適応しやすくなり、怪我のリスクが減少します。
静的ストレッチ
□筋力とパフォーマンスの低下 静的ストレッチは、筋肉を長時間伸ばすことで筋力が一時的に低下することがあります。これにより、運動中のパフォーマンスが損なわれる可能性があります。
□反応速度の低下 静的ストレッチは神経系の活動を抑えるため、筋肉の反応速度が低下することがあります。これは特に、素早い動きが求められるスポーツや運動において不利になることがあります。
□筋肉の冷却 静的ストレッチは筋肉をリラックスさせる効果があるため、運動前に行うと筋肉が冷えてしまう可能性があります。冷えた筋肉は怪我のリスクを高めることがあります。
□血流の減少 静的ストレッチを行うと、一時的に血流が減少することがあります。運動前には筋肉や関節に十分な血流が必要ですが、静的ストレッチがこれを妨げることがあります。
ここまでは一般論になります。
次回は本当に運動前は動的ストレッチ・運動後に静的ストレッチでなければいけないのか考察していきます。