有酸素運動と無酸素運動の境界線

前回は有酸素運動と無酸素運動の違いについて話を進めました。

運動の種目で分けると

□有酸素運動 ウォーキング・ランニング・バイクなど

□無酸素運動 筋トレ・HIIT・ダッシュなど

イメージが付きやすいです。

ふと疑問に感じることが出てくる人もいるかもしれません。

無酸素運動をしているうち有酸素運動に変えるには意識的に行う必要があります。

しかし、有酸素運動をしていて、夢中になっているうち強度が高くなり無意識のうち無酸素運動に変わってしまう場合があるのではないかと。

もちろん有酸素運動と無酸素運動の境界線は存在するので、切り替わっていくタイミングはあります。

ここからは理論の解説になります。

有酸素運動と無酸素運動の境界線はAT値になります。

AT値とは運動をしている時に体内に酸素を取り込みにくくなるポイントになります。

イメージは信号が点滅している。でも、この信号で渡りきりたい。その瞬間走ると思います。

この走っている時は呼吸を止めて渡り、渡りきったあとでハァハァと呼吸が乱れます。

走っている時と走り終わった時の体の状態がAT値になります。

かなり大雑把ですが、走っている時は無酸素運動で渡りきった後呼吸を整えながら歩いている時は有酸素運動になります。

なんとなくイメージができると思います。

これだけはどのようして運動に役立てるのかは、分からないと思います。

AT値は数値で表すことができるのでそれを目安にします。

正確に数値を出すためには専門の装置が必要になるので、健康を目的にした運動の場合は簡易的な計算で十分です。

AT値を求めるには

AT値=(最大心拍数ー安静時心拍数)×0.75+安静時心拍数

□最大心拍数=220ー年齢

□安静時心拍数=普段の安静にしている時の心拍数

安静時心拍数の確認の仕方

手首の親指側に橈骨動脈があるので人差し指と中指で触れます。

脈が打つの確認できたら、10秒間で脈が何回打つか数えます。

10秒間の脈の数×6が安静時心拍数になります。

運動する目的によって有酸素運動と無酸素運動を数値を利用して実践すると効率よく目標を達成できるでしょう。

そして、スマートウォッチを使用すると数値を確認しながら運動ができるのでモチベーションも維持しやすくなります。

 

 

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