原因を考える

体に痛みを感じることは病気を患っていなければ、誰でも経験することです。

痛みがあると不快だったり、生活に不便を感じたりするので、できるだけ痛くないほうがいいと思います。

なぜ、痛みがあるのかというと

体を守るためのシグナルの役目をしています。

痛みがないとどんなことが起こるのか。

イメージしやすいことでは足首を捻って腫れあがってしまい足を地面に着くことができない状態なのに

痛みを感じないと普段通りに動かせてしまいます。

そうすると傷めている組織に対して、更に負荷が加わり組織の状態を悪化させます。

靭帯が部分的に損傷にとどまっていたものが、完全に断裂してしまうといったこと起きてします。

この例だと結果として歩けなくなってしまいます。

また、内科的にところで異常があり、通常なら痛いはずなのに痛みを感じなければ

体は正常に機能しなくなるので、体が壊れてしまいます。

痛みを感じないと生命に関わってきます。

ただ、生命に関わる痛みにも条件が付きます。

それは、急性的な痛みであるということです。

急性的な痛みは原因がはっきりしていて、問題を解決すれば痛みは消失するか。消失へ向かっていきます。

「原因のない痛みがあるの」と不思議に思う人が多いのですが、

慢性的に痛みを感じているものについては原因がはっきりと分かっていません。

それでも何か理由が欲しくなるのが人です。

筋肉で感じる不快感に限ると以下のことがよくいわれます。

乳酸の蓄積:長時間運動を続けると、筋肉は酸素を十分に供給できなくなります。その結果、エネルギーを作り出す過程で乳酸が生成されます。乳酸の蓄積は、筋肉のpHを低下させ、痛みや不快感を引き起こします。

筋肉の微細損傷:運動によって筋肉繊維には微細な損傷が生じます。この損傷は筋肉が修復される過程で強くなるために必要ですが、その過程で痛みが生じることがあります。

炎症反応:筋肉の損傷に伴い、体はその部位を修復するために炎症反応を起こします。これにより、痛みや腫れが生じることがあります。

筋肉の疲労:長時間運動を続けることで筋肉が疲労し、痛みを感じることがあります。疲労した筋肉は回復に時間がかかり、その間に痛みを感じることがあるのです。

このようなことは原因というよりも要因のひとつとして考えたほうが理解しやすいかもしれません。

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