プライマリケアという言葉を聞いたことがある・知っているという人はどのくらいいるでしょうか。
プライマリケアの意味は幅広く使われているので、使う人の場面や状況によってニュアンスが若干変わりますが
1996年に米国国立科学アカデミー 定義したものがあります。
『primary care とは、患者の抱える問題の大部分に対処でき、かつ継続的なパートナーシップを築き、家族及び地域という枠組みの中で責任を持って診療する臨床医によって提供される、総合性と受診のしやすさを特徴とするヘルスケアサービスである』とされています。
地域医療として、適切な医療やサービスを受けられるように医療・福祉・介護・保健がそれぞれの役割を継続的におこなうといった解釈でおおむね間違っていないと思います。
身近な例をあげると「かかりつけ医」を思い浮かべてもらうと分かりやすいのではないでしょうか。
健康上の問題や不安があった時にどうすればよいのか分からない時は、
まずは「かかりつけ医」に相談してみようとなる人が多いと思います。
このように病気の治療でなくても健康上の問題など総合的に対応していくことになります。
プライマリケアは総合診療なので日本プライマリケア連合学会に認定医が5411人(2024年2月時点)いるようです。
体の痛みや悩みで相談をする場所は病院やクリニックだけではなく、整骨院などでも相談をうけます。
整骨院など痛みなどの相談をする人は、体の症状で悩んでいるが大事ではないと感じていたり、すでに病院で検査が
終わっていて体の構造的に問題ないが症状があるといった場合が多いです。
後者の場合は大きな心配は否定できていますが、前者の場合は稀に専門医をすぐに受診しなければならいケースや
緊急性は高くないが専門医を受診しなければならないケースがあります。
そのような時はスムーズに専門医を紹介することも整骨院などの役割だと思っています。
当院を利用する時は些細なことでもお気軽にご相談ください。