体に出てくる不調はいろいろありますが、その中のひとつにふらつきがあります。
寝不足や疲労からもふらつく感じは出ます。
しかし、ふらつきにもさまざまな原因があるので寝不足や疲労だからで済ませてはならない場合もあります。
ふらつきでは原因になる病気に気をつけなくてはなりませんが、ふらついた時には転倒しないようにすることが
一番大切になります。
危ないと感じた時は無理をせずに座るなり、横たわるなりして転倒による二次災害を起こさないようにしましょう。
ふらつく原因がある程度わかっている対処の仕方も自分で行えるものもあります。
比較的多い原因
□貧血
□起立性低血圧
□自律神経失調症
□更年期障害
□熱中症
□耳の病気
注意が必要な原因
□薬の副作用
□脳梗塞・一過性脳虚血発作
などがあります。
原因を特定するためには病院やクリニックで診てもらいましょう。
主な検査は以下になります。
□問診・診察 ふらつきがいつどのような感じで起こるのかを伝える。
□血液検査 貧血・ビタミン不足・感染症などをチェックしている。
□画像検査 脳や中枢神経に異常がないかをチェックするためにおこなうことがある。
□耳鼻咽喉科的検査 耳の異常が疑われる時に聴力検査・平衡機能検査などがおこなわれる。
□心電図検査 心臓が原因で起こることもあるので、心疾患が疑われる時におこなわれる。
□血圧測定 起立性低血圧が疑われることがあると立ち上がった時の血圧を測定する。
ふらつきを改善していくためにも原因を特定して、適切な治療を受けられるようにしましょう。
自分でできるふらつきの対策
□十分な休息・睡眠
□水分補給
□バランスの取れた食事
□ゆっくりと動く
□適度な運動
これらおこなうことでふらつきの頻度が減ってきたり、改善されたりすることもあります。
しかし、効果が全くない時は医師に早く相談をして適切な治療を受けられるようにしましょう。