この数日で一気に気温と湿度が低下してきたので暑かった日々と比べると格段に体が楽になってきたと思います。
体が楽になったといっても大きな気温の変化は別の意味で体に負担をかけている場合があります。
人の体はよくも悪くも環境に適応して体の状態を一定に保つようになっています。
暑ければ暑いなりに汗をかくなどして体温の上昇を防いだり、寒ければふるえなどで体温の低下を防ぎます。
このように体内の環境を保つことをホメオタシスといいます。
人の体は外部環境に左右されないようになっています。
ここに大きくかかわってくるのが自律神経になります。
自律神経の働きで自分の意思とは関係なく、体内の環境を整えています。
気温の変化が激しいと自律神経は体内の環境を一定にするために、負荷がかかります。
体の機能が活発に働くためにはエネルギーが必要になるので、外部環境に急激な変化が起こると無意識のうちに
エネルギーを消費していきます。
だから、気温が急激に変化するとそれに合わせて自律神経の働きも活発にエネルギーを消費します。
その結果、季節の変わり目の変化率が大きい時ほど、体調を崩す人が増える傾向があるようです。
どのような影響が現れるのか。
□寒暖差による疲労 自律神経の働きによって、疲労感や倦怠感など増す。
□頭痛や肩こり 自律神経の作用で血管が収縮と拡張を繰り返すことで起こる考えられる。
□消化器系の不調 食欲不振や便秘・下痢などの症状が現れることもある。
□冷えやむくみ 体温調整がうまくいかず、手足のむくみや冷えが生じることがある。
□精神的な不調 イライラ・不安感が増すこともある。
などが主な症状になります。
季節の変わり目の急激な変化に対応できるようにするためには生活習慣が大切になります。
ポイントは
□適度な運動
□質のいい睡眠
□バランスの摂れた食事
など体の機能を最大限に活かせるようにできるといいと思います。