妊娠中は肩や腰に背中など体のいろいろな場所に痛みを感じるようで、少しでも楽にならないかという相談を受けます。
似たような痛みは妊娠をしていなくても経験をすることあると思いますが、妊娠中はお腹の赤ちゃんのことがあるので皆さん体のことにはすごく敏感になります。
妊娠していなければ、マッサージなど受けるのにと思っても妊娠をしていると何をしていいのか・何をしたらいけないのか線引きが難しいこともあり不安になったり、我慢をしたりとなるようです。
妊娠中には肩や腰などが痛くなる特有の理由があります。
これはホルモンの変化によるもの・お腹の関係で姿勢の変化によるものなど考えられます。
痛みが出にくい環境作りをしていくといいかもしれません。
□良い姿勢を保つ 背筋を伸ばして腰が反らないように気をつける。
□アーチサポートがしっかりした靴を履く ローヒールで足のアーチをサポートしてくれる靴を選び20分位歩けるものが好ましい。
□硬いマットレスを使用する 体が沈まないようにすることで筋肉への負担を減らす。
□横向きに寝る際に枕を足の間に挟む 寝ている時の姿勢によって筋肉に負担が掛からないようにする。
□適度な運動 妊娠中だからといって過度に運動を制限すると筋肉が弱くなる可能性があるので体に無理のない範囲で運動はおこなっておいたほうがいい。
これらを行うことで肩や腰の筋肉にかかる負担を軽減させていくことによって痛みを抑えられる可能性が高くなります。
痛みが出ている時の対応方法
□妊婦専用の矯正ベルトを使用する 矯正ベルトを使用することによって筋肉の負担を減らして痛みを軽減することが期待できる。
□ストレッチ 仰向けになれるなら、仰向けになりバンザイをし、両膝を立てます。立てた膝を左右へ交互に倒していく。そうするとお尻から背中の筋肉が伸ばされて痛みが軽減する。
妊婦さんの肩や腰の筋肉に関する痛みは生活習慣で防げる可能性が高いので限られた期間なので少しがんばってみましょう。