体の辛さは痛みやしびれなどの不快感であったり、生活をする上での不便さだったりします。
この辛さの原因になっているものは神経や筋肉・内臓系など体のどこかにありまります。
今回はその中でもニューロパチーというものについて紹介をしていきます。
突然、カタカナで名前が出てきても何のことだとなりそうですが、
ニューロパチーとは末梢神経障害のことをいいます。
これは全身に広がっている末梢神経が障害される病気の総称になります。
一般の人達も「神経が原因で」というように神経という言葉はよく出てきますが、つらさを表現する方法のひとつなのかなと思います。
神経は2種類あります。
中枢神経と末梢神経になり、中枢神経とは脳と脊髄のこと・末梢神経はそこから手足の先まで枝分かれするすべての神経のことになります。
末梢神経はさらに運動神経・感覚神経・自律神経に分かれ、このいずれかが障害を受けて障害が出たものをニューロパチーと呼びます。
ニューロパチーの原因は
□代謝・栄養性 糖尿病によるニューロパチーが最も多いと言われている。高血糖やビタミン欠乏などによって引き起こる。
□腫瘍性・傍腫瘍性 圧迫や浸潤によって直接的に末梢神経が障害されることがある。
□薬剤性 薬によって引き起こされることがある。
□中毒性 鉛やタリウムなどの金属類やベンジンといった化学物質などを吸収することが原因に挙げられる。
□感染性 ウイルスや細菌に感染して引き起こされることがある。
□遺伝性 シャルコーマリートゥース病という遺伝性の病気によって運動神経や感覚神経が損傷される。
治療はニューロパチーを引き起こした原因に適した方法を選択します。
具体的には薬物療法・物理療法・自己ケア・栄養療法
予防方法は糖尿病の管理・アルコールの適切な摂取・感染症予防・健康的な生活習慣などです。
同じような症状でも原因によって対応方法は同じではないので専門医と相談しながら治療を進めることが大切です。