体の調子の悪さを感じる時は痛みやしびれなどを感じると思います。
体に痛みを感じていると動くこともつらいのでいい気分ではありません。
しびれも同様に不快感を強く感じます。
今回は足にしびれを感じる時に考えられる病気を中心に話を進めていきます。
足と表現をした時の範囲も人によってだいぶ変わってきます。
太ももやふくらはぎを指す人もいればくるぶしよりも先の部分を指す人もいます。
また、太ももからくるぶしから先までをひとつと捉えて足という人もいます。
表現の仕方は本当に人によって変わるので注意が必要です。
ここでいう足とは太ももから足の指先までの範囲として話を進めていきます。
これには理由があって、しびれを感じている時に感覚が鈍くなって麻痺している状態のことが稀にあるからです。
ここからは具体的な病気を紹介していきます。
□糖尿病性ニューロパチー 糖尿病が原因で起こる神経障害のこと。手足の感覚の神経が障害される(特に足)しびれや痛みなどの症状が出る。
□ビタミン欠乏性ニューロパチー ビタミンが欠乏しても神経症がは出現します。特にビタミンB1が欠乏することで起こる脚気が有名です。
□圧迫性ニューロパチー 神経に持続的な圧迫が加わることで起こる神経障害の総称。一時的に神経が圧迫されるもの・腫瘍などの病変による圧迫・正座など体外からの圧迫などによって起こる神経障害。
□脳卒中 脳出血や脳梗塞によって神経症状が出てくる。緊急性を伴うのですぐに救急車を呼びましょう。
□レストレスレッグス症候群 足に異常感覚が現れる。なんだかむずむずする・虫が這うような感覚など。夕方から夜にかけて症状が現れたり強くなるので睡眠障害になることもある。
□腰部脊柱管狭窄症 脊柱管を通っている脊髄を骨の変性によって圧迫してしまい痛みやしびれの症状が出てしまう。
今、紹介した病気の中にニューロパチーという言葉が何回か出てきています。
この意味は神経障害になります。
しびれという括りで分けても厳密には症状は一緒ではありません。