ケガにもいろいろな種類があります。
今回は頭部外傷について紹介をしていきます。
頭は大切な場所で頭蓋骨の内側には脳があります。
脳が大切なことは誰も分かると思います。しかし、頭をぶつけた・うったなど衝撃が加わったとしても見た目に変化が起こりにくく、意外と軽視しがちなので頭部外傷の知識をつけていきましょう。
頭部外傷とは頭部に外力が直接もしくは間接的に加わって、頭皮・頭蓋骨・脳実質に損傷を与える状態のこと。
主な原因は交通事故が多く、その他では転倒・転落・虐待・暴行などで起きます。
頭部外傷の症状は軽度と重度に分かれます。
□軽度 めまい・ふらつき・短時間の錯乱・軽い吐き気・脳震盪などの症状がある
□重度 強い頭痛・意識の消失・眠気・錯乱・興奮・嘔吐・けいれん発作などの症状がある。頭蓋骨を骨折している時は耳や鼻から透明の髄液や血液が流れでることもある。
特に頭部外傷は油断のできないものになりますが、軽度と重度を比べた時に重度は誰がみても危険な感じがするはずなので放っておいてはならないとなります。
しかし、軽度だと少し時間をおいたら回復して問題ないのではと思ってしまっても不思議ではないのかなと思います。
確かに大半は問題なく回復しますがそうでない事もあるので知識はあったほうが好ましいと思います。
頭部外傷が起きた時の対応の仕方は大きく3パターンになります。
□意識ないなど通常ではありえない状態の時は脳に損傷をきたしている可能性が高くなるのですぐに救急車を呼びましょう。このポイントは呼んでも返事がない・会話ができない・痙攣や嘔吐を繰り返すなど。この時は首に損傷がある可能性も考えられるので不用意に動かさない。
□頭部から出血している 出血しているところをタオルかハンカチで圧迫します。出血が止まれば心配はありません。出血が止まらない時は傷が深い可能性もあるの脳神経外科などを受診しましょう。
□意識もはっきりしていて出血もない 頭部打撲の可能性が高いと考えられます。手足が動くことを確認できたら、安静にして症状が悪化しないか3時間くらい様子をみましょう。
ここまでは対応できるようにしておきましょう。