走る・歩くといった行動は、スピードや時間など人によって能力が差がありますが、大勢の人は走ることのほうが大変なことで歩くことのほうが楽と捉えていると思います。
これはある意味正解でもあり、間違いでもあります。
走ることが大変と感じる一番の理由は心拍数が上がって苦しくなるとことを誰もが経験をしているからだろうと推測しています。
そして、もうひとつ理由が筋肉の出力を一瞬で上げて動くので疲労感が短い時間で出やすい点もあると考えています。
これは体を動かすことだけに着目しているとこのふたつの理由はもっともな事になると思います。
だからといって走る>歩くと結論づけてしまうのはもったいない。
ここで伝えたいことは視点を変えると物事は優劣よりも適正で考えていったほうが良い発想が生まれるからです。
たとえば走ると歩くを比較するにあたり痛みを基準にします。
個体差による部分はありますが、走る>歩くと思っていると歩く時に痛みを感じていたら、走るなんてとんでもないことになりますが、走ると痛くないのに歩くと痛いとパターンもあります。
もちろん、走ると痛みがあるけれど歩くと全く痛みがないということもあります。
さらにつっこむと走っている時に痛みを感じていても走り方を変えると痛みがなくなる。
また、歩いている時に感じる痛みも同じように歩き方を変えると痛みが消えることがあります。
このような感じで痛みに視点をおくと走ること・歩くことに優劣がないと気が付くのではないでしょうか。
どうしてこの様な現象が起きるのか。
走る・歩くといった動作をする時に筋肉の使い方に違いがあるからだと考えられます。
これは歩く動作の上位交換として走る動作があるのではなく、歩く・走るは似て非なる動作として捉えるとスッキリとするのではないでしょうか。
この視点で考えられるようになると痛みとの向き合い方が変わってくるので、長年悩んでいた痛みに変化が出てきたり、アクシデントに対応できたりするかもしれません。