今回は健康寿命について考えていこうと思います。なぜ、この題材を選んだのか。年始に起こった震災に絡んで震災関連死についての報道が増えてきているように感じます。
震災関連死は災害に直接の被害でなく、避難途中や避難後に死亡した者の死因について災害との因果関係が認められるものになるようです。報道を見るかぎりの情報からだと高齢者が該当することが多いようです。高齢者は年齢の若い人と比較してしまうと体力的な面で不利なことは否めないという事実は受け入れないといけないことだと思います。このような理由から冒頭の題材につながっています。
健康寿命とは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことを言います。定義として読むと難しく感じるかもしれませんが、高齢者の人たちと話していると自分のことは自分で出来るように年齢を重ねたいといった内容を目標にしている人が多いです。
2019年の日本の健康寿命は男性72.68歳女性75.38歳で平均寿命との差は男性8.73歳女性12.07歳この差をどう縮めていくのかは社会保障制度の問題であるようです。
このようにマクロ的視点・ミクロ的視点でも重要な課題になります。具体的には何をして予防をしていくのか。項目に分けていくと運動・食事・睡眠が大切になります。
健康寿命を延ばすポイント
□栄養バランスの良い食事をとる
□適正体重を保つ
□喫煙を控える
□過度な飲酒を控える
□日常的に運動する
□質の良い睡眠を十分にとる
□社会関係を保つ
□脳のトレーニングを行う
□歯や口腔内の健康を保つ
□定期的に健康診断を受ける
これも項目を確認していくと生活をしていく上で特別に難しいことはありません。どれもレベルの違いはあれどほとんどの人が毎日行っていることになります。しかし、嗜好品については注意が必要になります。
ここではひとつひとつの項目を詳しく解説はしていきませんが、毎日の積み重ねが大切なことは間違いありません。数十年後を見据えて継続していきましょう。