人生100年時代といわれるようになってどれくらい経っているのかはわかりませんが、健康寿命を延ばして毎日を豊かに過ごせるようにするには何が必要なのか。各分野で色々と研究がされているようです。その取り組みに健康日本21というものがあります。これは厚生労働省が国民の健康をづくりを目的とした運動で具体的な目標値を設定し、達成度を評価して健康寿命の延伸や健康格差の縮小をはかります。第一次が2000年に始まり第二次2013を経て、第三次2023年に突入しています。
第二次に達成できた目標や達成できなかった目標があり、これらと科学的根拠をもとに第三次の目標の数値が決定されます。
これだけでは何をすることなのかよく分からないと思うので具体的なことを解説していきます。単純にいってしまうと個人レベルで健康的に暮らせるような仕組みを作っていきましょう。そのための大きな項目に生活習慣の改善・生活習慣病の発症予防/重症化予防・生活機能の維持向上に分けられています。
□生活習慣 食生活・運動・休養睡眠・飲酒・喫煙・歯口腔の健康
□生活習慣病 ガン・循環器病・糖尿病・COPD
□生活機能 ロコモ・骨粗鬆症・こころの健康
このように細かく項目があります。生活習慣を見直すことで予防できるものはして社会と関わっていきましょうということになります。この項目を見ると特に目新しいものではなく、常日頃から見聞きしている馴染みのあるものばかりだと思います。しかし、生活習慣を変えていくことは簡単ではありません。何かを続ける大変さは誰しも経験があるはずです。こういったことも踏まえて第三次から新たに5つ加わったものがあります。
□女性の健康明記
□自然に健康になれる健康作り
□他計画や施策との連携も含む目標設定
□アクションプラン提示
□個人の健康情報の見える化・利活用について記載を具体化
があります。制度からこぼれ落ちてしまう人がいないようにするためみたいです。
詳しく知りたいと興味のある人は厚生労働省のHPで見ることができます。