大きなくくりでスポーツをしている人は競技として行っている人から生涯スポーツとして健康のために行っている人まで様々です。目標や目的が違ったとしても、ケガはしたくないという思いはみんな同じなのではないでしょうか。
スポーツをしているとどんなに注意を払って、入念に準備をしてもケガをしてしまうことあります。ケガをしてしまったということは結果であって仕方ないことですが、不幸にもケガをしてしまった時の初期の対応によって予後が変わってしまったり、治るまでに時間がかかってしまったりするので、ひとつでも、ふたつでも知識が頭に入っていると役立つかもしれません。
今回は肉離れについて紹介をしていきます。
肉離れは筋肉が断裂することです。部分的に断裂するものと完全に断裂ものがあります。肉離れは筋肉であればどこでも起こる可能性はありますが、負荷のかかりやすい場所はある程度決まってくるので好発部位があります。肉離れの場合は太ももの裏・太ももの表・ふくらはぎ・太ももの内側で起きることが多いです。
起きる場面は筋肉に急な負荷がかかった時になります。走り始めた瞬間・ジャンプする瞬間・ジャンプの着地をした瞬間などになります。この時に「ブチッ」「バチッ」などの音を体で感じます。
この後から症状が出てきます。
症状は音を体で感じた場所で比較的強い痛みになります。痛みの種類は筋肉にストレッチがかかっているような痛み・筋肉を押した時のような痛み・筋肉に力を入れた時のような痛みになり、筋肉が完全に断裂してしまうとじっとしていても痛みがあります。軽度の時でも受傷直後は炎症も起きているのでじっとしていても痛むことがあります。見た目も筋肉が腫れていたり、へこんだり・内出血を起こしたりします。
対処方法
POLICE(ポリス)を行います。
□Protection(保護)
□Optimal Loading(適切な負荷)
□Ice(冷却)
□Compression(圧迫)
□Elevation(挙上)
もし、やることを忘れてしまった時はむやみに動かさずに冷やしましょう。そして、近くにいる知識のある人にませせましょう。