誰でもケガをしたことは一度や二度ではなく何度もあると思います。ケガといって軽度なものから重度なものまで様々だと思いますが、何がきっかけで起きるのか。転倒・ぶつける・事故などが考えられます。今回は転倒のリスクについて考えてみます。
小さい子は歩いては転び、走っては転びと転びまくっても大きなケガになってしまうことはあまりありません。これが高齢者になると転んでしまったら、まずは骨折を疑わないといけないくらい大きなケガにつながりやすいです。ケガにつながるリスクの高さは別としても転んだことがない人はいないはずです。転んでしまう理由には何があるのか整理していきましょう。
転倒理由は外的要因と内的要因のふたつに分けることが出来ます。
□外的要因 環境に問題があるので事前に回避することが工夫によっては可能になる。例 段差がある→段差をなくす。水回りが滑りやす→すべり止めマットや水を拭き取っておくなど
□内的要因 自分自身に転倒してしまう理由がある。筋力低下・心肺機能低下・歩行障害・視力聴力低下・病気・薬の副作用など挙げられる。
どちらが重要というよりは両方とも対策を立てていかなければなりません。この内容をみていると転倒の原因はほとんど高齢者が対象に見えてしまいますが、実際はそんなことはありません。転倒リスクは年齢に関係なく、身体状態や生活習慣・環境にも左右されます。
いくつか例を挙げると
□運動不足や栄養不足でによって筋力やバランスの低下
□睡眠不足やストレスによって注意力・判断力が低下
□アルコールや薬の影響で意識や反応が鈍くなった場合 など
転倒が起きやすい場所は段差・床や地面が散らかっている所・暗い所・床や地面が濡れている所になります。自宅でも外出中でもあり得ることだと分かります。自宅での外的要因は対策しやすいの放置しないようにしましょう。しかし、体の機能がしっかりしていると転倒しそうにバランスを崩してもリカバリーが瞬時にできることあるので日ごろから体を動かすことは大切です。